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中国東方航空 激しく遅延(往路編) 富山空港-上海浦東国際空港

2015年5月にカンボジアへ向かった。目的地は以前にも訪れたプノンペン。イオンモールなども新しくオープンするなど、後進国(失礼)ながらも着実に進化しており、バンコク市内ではなかなか見ることができなくなってきた(進化した部分と旧態の部分の)混沌さをプノンペンではまだまだ楽しむことができると思う。
手元不如意(これはいつものことか…)のため、できるだけ安い航空券を探すのだが、今回は新潟発のMUがなく(高い予約クラスはもちろんあるが)、次善の策として「富山空港」から出発することとなった。
距離的には当然遠くなるが、移動費(ガソリン+高速代)を加味しても一番安価となることや、成田発で必要となる前泊や深夜の移動がない分、メリットありと判断した。

朝、自宅を出発し、北陸道を一路富山へと向かう。師匠と一緒で下道(一般道)優先派ではあるのだが、如何せんその後の予定(発着時間)が定められているので冒険はせず、11時前には富山空港に到着した。富山空港は一部を除き駐車場が無料なため、比較的長期間利用してもタダというのが大変うれしい。ただし、GWの関係で駐車場が遠い位置となり、駐車場~空港ビル間の徒歩が結構しんどかった。(停めた場所はかなりH寄りのF駐車場)

富山空港 http://www.toyama-airport.jp/
富山空港駐車場 http://www.toyama-airport.jp/access/car

空港ビルに入って一言「あら? 小さい?」 新潟も大きいなどと決して言えないが、富山はかなりちんまりした感じだ。国際線はともかく、国内線が羽田便のみなので必要十分ではあるが…
気を取り直して1階チェックインカウンターでチェックインを待つ。チェックインは無事完了し、ここでもプノンペンまでのスルーチェックインが可能だった。上海までの運航は上海航空なので上海での乗り継ぎが心配だったが杞憂に終わった。

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2階へ上がり出国手続きをすませ、待合スペースでまったりしていだのだが、搭乗手続きがなかなか始まらず、「おやぁ~ お約束が始まりましたか~?」などと怪訝に思っていたら案の定、来ましたデュレイ(遅延)。それも3時間半!! (オイオイ…) そのアナウンスが入ると他の搭乗客たちが一斉にどよめき出した。そりゃそうだろう。ツアー系ならその後の旅程が大幅に変わるだろうし、うまく乗り継ぎができなければ大事だ。ちなみに自身のフライト(PVG-PNH)は19:55なので、ギリギリ間に合うかどうか微妙な感じだ。理由は天候が悪いとのことだが、本当かどうかはわからない。上海浦東空港は年中遅延しているし、政治的というか軍事的な関係で民間機が後回しという噂もあったりなかったり…(個人的な感想ですので…)

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苛立たしい気持ちは当然あるが、騒いでもどうにもならないのであきらめモードで待つしかない。地上係員に確認したりしている乗客も少なからずいるものの、大半は全日空の社員(搭乗手続きを代行している)で、MUの社員は女性1名のみ。ツアーキャンセルできるか?とか代金の返金は?とか、一旦待合スペースから出たい、などいろいろな質問が出ていたようだがいずれも叶わなかった様子だった。
かなり時間が経過したのち、いきなり「離陸はしないが、機内で食事を提供するので搭乗手続きを開始する」とのアナウンスがあった。通常このようなケースでは、簡単なランチボックスを配ったり、ミールクーポンを配って食堂へ行って来い、という扱いでは?と思い訝しんだがすぐにその理由が分った(気がした)。それは全日空の職員を早く開放したい、という判断だ。長時間拘束すればそれだけMUがNHに支払う委託料がかさむだろうし、乗客を機内に移動させてあとは乗務員に対応をまかせようということかもしれない。(気持ちは分からなくもない…)

ま、乗れというのだから搭乗するのは吝かではないのだが、少しいやしい考えが浮かんだ。それは「機内で提供される食事ってなんだろう?」ということ。だがよく考えれば答えは1つ、単に「飛行中に提供する機内食を駐機中に食べさせよう」ってことだった。突然の遅延で日本側から軽食を機内に持ち込むこともできないだろうし…(でも水のペットボトルぐらい提供してほしかった)
搭乗の際に「遅延証明書」を受け取り、何か問題が発生したら上海の地上係員に相談しろ、とのことだった。因みに遅延証明書はこんな感じだ。

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全員が登場し終わるとボーディングブリッジが切り離され、すぐに機内食(というか軽食のボックス)が配られた。することもないので出された機内食に手を付け、まったりしていたら、突然機内アナウンスが入り「離陸の許可が出たのですぐ出発する」とのこと。おお~、やっとか… と安堵する反面、チョット待て、まだ食事中の乗客もいるのにどうするんだ? と思ったがそこは中華クオリティ。いきなり機内食の回収が始まった。それと同時に案内ビデオが放映されたかと思いきや機体はプッシュバックを始め移動を開始。とうとう滑走路まで到達した途端に案内ビデオを打ち切り、離陸開始。驚くことに回収できない機内食はそのまま、という状態で なんともはや… (というか航空関連法令に抵触するんじゃないでしょうか…)

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なんやかやで上海に到着。自身はなんとか次の便に乗り継ぐことができた。

お約束の復路編はこちら http://junk-land-shadow.blog.so-net.ne.jp/2016-03-05

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